ディンプルキーが回らない!原因や対処方法・修理費用を徹底解説

防犯性が高く、ピッキングに強いディンプルキー。ディンプルキーは玄関や勝手口、倉庫など様々な場所に使われていますが、ちょっとしたことが原因で開かなくなることがあります。
本ページではそんなディンプルキーが開かなくなった時の対処法を身近な道具などを使用して解決する方法を解説していきます。
この記事の概要
解説する解決方法
一人でもできる
手段
自分で交換、鍵屋に依頼
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20分~ |
0円~ |
ディンプルキーが回らない原因とは?

正しい対処方法を考えるためには、ディンプルキーが回らない理由を探る必要があります。
そこで、ディンプルキーが回らなくなる主な4つの原因についてご紹介します。
鍵が汚れている・変形している

ディンプルキーの凹み部分に汚れが付着していると、鍵が上手く差し込めなくなってしまいます。また、少しでもディンプルキーが曲がっている場合も上手く差し込めずに鍵が回りません。
強引に鍵を回そうとすると、鍵穴の破損につながるので変形しているディンプルキーは処分しましょう。
鍵穴に異物がある・鍵が奥まで差し込めていない

鍵穴内部に異物がつまっている場合も鍵を奥まで差し込めないため、ディンプルキーは回らなくなります。
簡単な対処法で解決することがあるので、やり方を次の項目で解説します。
錠前の内部が壊れている

鍵穴の奥にある錠前部分が破損していると、ディンプルキーは回らなくなってしまいます。
また、鍵の寿命は10年が目安です。これを超えている鍵はいつトラブルが起こってもおかしくないので、早めに鍵交換を依頼しましょう。
デッドボルトとストライクの高さが合っていない

鍵・鍵穴・錠前に問題がなくても、デッドボルトとストライクの高さにばらつきがあると鍵は上手く回りません。
デッドボルトとストライクの高さ調整方法は次の項目で解説します。
ディンプルキーが回らない時の対処方法6選
方法 | イメージ | 内容 | 必要な道具 |
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鍵の汚れを落とす | ![]() |
歯ブラシと乾いた布を使って鍵表面の汚れを落としましょう。 | ・布 ・歯ブラシ |
スペアキーや合鍵を使う | ![]() |
ディンプルキーが変形している場合は、スペアキーを使いましょう。 | ・合鍵 |
鍵穴の異物を取り除く | ![]() |
鍵穴にホコリやゴミが詰まっている場合は取り除きましょう。 | ・掃除機 ・エアダスター |
潤滑剤を使う | ![]() |
潤滑剤や黒鉛で滑りをよくできます。 | ・鍵用潤滑剤 ・鉛筆 |
鍵の高さを調整する | ![]() |
ドアが原因でディンプルキーが回らない事があります。 | ・プラスドライバーなど |
新しい錠目に取り換える | ![]() |
新しい錠前に交換する方法もあります。 | ・プラスドライバー ・錠前 |
ディンプルキーが回らないトラブルをすぐに解決したいという方向けに、自分で出来る対処法を6つ解説していきます。
①鍵の汚れを落とす
まずはディンプルキーの汚れを落とす方法です。
鍵は毎日使うため、汚れはすぐに溜まってしまいます。
きれいな布と歯ブラシを用意する
用意するものは、綺麗な布と歯ブラシです。
ディンプルキーの溝はかなり細いので、大きい歯ブラシより小さめの歯ブラシを使用しましょう。
鍵の表面やくぼみに付いた汚布と歯ブラシを用意したられを落としていく

用意した歯ブラシで、ディンプルキーの凹み部分を重点的にこすります。
ある程度汚れが取れたら布で拭きとって完成です。
市販の鍵用クリーナーを使うこともオススメ

こびりついた汚れがある場合、鍵用クリーナーを使用しましょう。
また、水をつかって汚れを落とすのは、鍵が錆びる原因になるため避けましょう。
②スペアキーや合鍵を使う

ディンプルキーが曲がってしまっている場合は、スペアキーを使いましょう。
曲がった鍵を使い続けるとトラブルは悪化します。
変形している鍵が折れてしまうケースがある

変形したディンプルキーを差し込むと、鍵穴内部で折れる可能性があります。
折れた鍵を引き抜くには錠前の分解作業や鍵交換が必要な事があるため余計な費用がかかってしまいます。
曲がった鍵のスペアがない時もレスキューインフォが対応します
ディンプルキーが変形して、スペアキーもない場合はレスキューインフォにお任せください!
レスキューインフォなら鍵穴から鍵を作成したり、鍵穴ごと交換する事が出来ます。24時間365日いつでもご相談いただけるので、お電話お待ちしております!
③鍵穴の異物を取り除く
鍵穴の中に、砂ぼこりやゴミが詰まっているケースがあります。
もしその可能性があるなら、異物を取り除けばディンプルキーが回ります。
異物の一部が出ているなら引き抜けないか試してみる
鍵穴の中の異物を指で引き抜けるなら、それが一番の対処法です。
異物が鍵穴からわずかに出ているだけなら、ピンセットやペンチなどの工具が便利。端を掴んで挟み、なんとか引き抜けないか試してみましょう。
異物が完全に鍵穴の中なら掃除機で吸引する

異物が鍵穴内部に完全に入っている場合、引っこ抜こうと工具を使うと鍵穴が故障する原因になります。
こんなときは、掃除機をつかって吸い出す方法がオススメ。掃除機のノズルを軽く振りながら詰まった異物を取り除きましょう。
掃除機がない場合にはエアダスターで代用できる

掃除機を使えない場合は、100均にもうっているエアダスターで代用できます。
ノズルを鍵穴に向けて噴射すれば、異物を吹き飛ばせるかもしれません。
自力で異物が取り出せないならレスキューインフォが駆け付けます
もし、異物をとりだせなかったらレスキューインフォにお任せください!
専門知識を持ったスタッフが鍵穴の分解・洗浄をするので回らないトラブルも解決。24時間365日いつでもご相談お待ちしております。
④潤滑スプレーを使う
鍵の滑りが悪いことが原因なら、潤滑スプレーを使うのがオススメです。
潤滑スプレーを吹きかければ鍵をスムーズに抜き差しできる

鍵が回りにくい原因が、潤滑剤不足なら鍵用潤滑スプレーを使えば解決できます。
鍵用ではない潤滑スプレー(556など)は鍵穴内で成分が固着してトラブルが悪化するので注意しましょう。
潤滑スプレーの代わりに鉛筆の黒鉛が使える

鍵用潤滑スプレーがない時は、鉛筆の黒鉛で代用することが出来ます。鍵本体にまんべんなく黒鉛をつけて、軽くふき取りましょう。
何度か鍵を抜き差しすれば効果を実感できます。
⑤デッドボルトとストライクの位置を調整する
鍵と鍵穴に問題がなければ、デッドボルトとストライクのズレが原因かもしれません。
そもそも「デッドボルト」と「ストライク」とは?

「デッドボルト」とは、施錠するとドアから飛び出してくる部分のことです。「ストライク」とは、壁側にある小さな凹みのことです。
デッドボルトとストライクは、ドアを閉めた時ピッタリと重なるように設計されています。しかし、長年の使用を経てドアのネジが緩んだり、建物自体の建付けが悪くなったりすると、ズレることがあります。
ストライクのネジを緩めて位置を微調整する
用意するのはプラスドライバー。ストライク側のネジをドライバーで緩めると、グラグラと上下に動かせるようになります。
ドアをギリギリまで閉めてみて、デッドボルトとストライクを見比べ、ストライクを適切な高さに調整しましょう。
ストライクの位置を合わせてネジを締め直す

ストライクの位置が調整できたら、ドライバーでネジを締めて固定します。
作業はこれで完了です。念のため、ドアや鍵を何度か開け閉めしてみましょう。異常がないか、デッドボルトとストライクがぶつかっていないか確認すると安心です。
ストライクが調整できないならレスキューインフォにご相談ください
なお、ストライクの位置を調整できる高さは上下数センチほど。
これ以上の高さに動かすためには、壁側の穴を拡げるなどの対応が必要です。「限界まで動かしても、デッドボルトが収まらない…」という場合には、レスキューインフォのスタッフにご相談ください。
⑥新しい錠前に取り換える
ここまでにご紹介した①~⑤の対処法でも、解決しないケースがあります。
この場合、鍵が回らない原因が錠前内部の機構にあると考えられるので、錠前ごと新しいものへ交換する必要があります。
錠前やドアの寸法を測る

新しい錠前を選ぶためにはサイズが重要。
現在のドアにピッタリな錠前を選ぶため、以下の長さを測って錠前を購入しましょう。
・ドアの厚さ
・ドア側面の金属板(フロントプレート)の縦と横
・フロントプレートを固定している2本のビスの距離(ビスピッチ)
・ドアの端からドアノブの中心までの距離(バックセット)
古い錠前を取り外す

まずは、ドアの側面部分に見える細長いフロントプレートをプラスドライバーで外します。
プレートが外れた内側には、細長いピンが4本ほど打ち込まれているので、マイナスドライバーなどで引き抜きましょう。
新しい錠前を取り付ける

ふるい錠前がはずれたら、新しい錠前を取り付けましょう。手順は、外した時の逆で、ピンを4本差し込んだ後にフロントプレートを設置します。
そもそも鍵が開いていないと錠前の交換ができない
鍵が開いていないと、錠前の交換はできません。
施錠されているディンプルキーの交換がしたい時はまず、鍵屋に鍵開けを依頼しましょう。
ディンプルキーが回らない時のNG行為
ここからは、ディンプルキーが回らない時のNG行為について解説します。
無理やり鍵を回す

ディンプルキーに限らずあらゆる鍵は、無理やり回すと鍵が折れて取り出せなくなる可能性があります。無理せずスペアキーや紹介した対処法を実践しましょう。
鍵穴用ではない潤滑スプレーを使う
鍵穴用ではない潤滑スプレーは、鍵穴内部でホコリやゴミと一緒に固まってしまいます。ディンプルキーが差し込めなくなるので必ず鍵用の潤滑スプレーを使いましょう。
鍵以外のものを鍵穴に差し込む

鍵以外のものを鍵穴に差し込むのは止めましょう。安全ピンや針金は鍵穴内部で折れやすく、シリンダー分解をしないと取り出せなくなります。
回らないディンプルキーが自分では直せない時にはどうする?

ここまで、回らないディンプルキーの修理方法・NG行為を紹介しました。
どうしても自力では修理できない場合には、どのように対処するのがベストでしょうか?
業者に依頼すれば鍵の調整や交換に来てもらえる
鍵のプロに現場まで来てもらうことで、正しい技術と手法で修理してもらえます。
ディンプル錠を多数取り揃えるレスキューインフォでは、鍵のメンテナンスだけでなく錠前交換にも対応中。依頼主の方のご予算・ご要望に合わせて、ベストな商品をご提案いたします。
ディンプルキーでお悩みならば、24時間いつでもフリーダイヤルでご相談ください!
ディンプルキーが回らない時の修理費用を場所別に解説

「ディンプルキーが回らない…」というとき、気になるのは修理費用です。
そこで最後に、ディンプルキーを修理する際の費用について場所ごとに解説します。
玄関につかわれるディンプルキー
住宅の防犯の「要」である玄関には、より高いセキュリティの鍵を取り付けたいもの。ディンプルキーはまさにピッタリの鍵で、新築の戸建て住宅やマンションの玄関にも多く選ばれています。
錠前メーカーや住宅設備メーカー各社が販売しているディンプルキーは、機能性や防犯性もさまざま。また、年式や取り付けからの期間によっても修理費用が前後するケースがあります。鍵屋のスタッフに見積もりを出してもらい、事前に費用を把握しておきましょう。
金庫につかわれるディンプルキー
こちらも玄関同様、高いセキュリティが求められる商品。ダイヤルロックや指紋認証錠と合わせてディンプルキーが搭載されていることもあり、不正な開錠は非常に困難です。
ほぼ毎日使う玄関とは異なり、金庫のディンプルキーは使用頻度が低くなりがち。鍵穴にホコリがたまりやすく、修理に手間がかかるケースが少なくありません。どのような作業が必要かをスタッフに見極めてもらって、その上で費用の提案を受けるようにしましょう。
自転車につかわれるディンプルキー
暗証番号錠やプレスキーなどが多い自転車ですが、これらの鍵は不正に開けやすいもの。鍵をかけていても窃盗被害に遭いやすいことが、防犯性の高いディンプルキーが普及した背景にあります。
自転車のディンプルキーは非常に小さく、修理やメンテナンスは至難の業。場合によっては新しい鍵に取り換えた方が安上がりなケースもあるでしょう。「なるべく安く済ませたい!」等の要望があれば、事前にスタッフへ伝えておくのが賢明です。
ロッカーにつかわれるディンプルキー
従業員の方のために、オフィスや商業施設のバックヤードに設置されているロッカーが一般的。また、駅やデパートに置かれているコインロッカーもディンプルキーを多用しています。
鍵の紛失や破損に備えて、交換しやすいロッカーの鍵を搭載するモデルも増えています。ロッカーのモデルによって費用は変わるのでまずは電話で相談してみましょう。。
ディンプルキーが回らない時もレスキューインフォが迅速に対処します
レスキューインフォの元には「ディンプルキーが回らない…」というご相談が連日寄せられています。
高性能である反面、自力では解決しにくいディンプルキーのトラブルは、プロの手に任せるのが安心。レスキューインフォが全国各地に駆け付けますので、いつでもフリーダイヤルでご相談をお待ちしております!