2024/5/21 12:00

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イモビライザーの機能や仕組み・トラブル時の解決方法

イモビライザーの機能や仕組み・トラブル時の解決方法

自動車の鍵に搭載されているイモビライザーの機能やメリットを解説

日ごろから自動車に乗る方なら、一度は耳にしたことがあるイモビライザー。 では、イモビライザーとはいったい何なのか、具体的に説明できるでしょうか?普段使っている鍵でも、その仕組みまで理解している方は少数かもしれません。

本ページでは、自動車の鍵に欠かせないイモビライザーの機能や仕組みを、鍵の専門家の視点から解説していきます。また、イモビライザーを採用することのメリット・自動車のイモビライザーキーを紛失した時の対処法についてもご紹介します。

「車の鍵を失くした!」という事態でお困りの方も、これを読めばベストな対応が分かるでしょう。

そもそも「イモビライザー」とは?

イモビライザーとは、そもそもどういう意味なのでしょうか?

車の防犯装置の一種であるイモビライザー

イモビライザーは、英語で「動かなくさせる」を意味するImmobilizeが語源です。 本物の鍵がない限り、自動車をその場から動かなくさせることからイモビライザーと名付けられました。

つまり、イモビライザーとは自動車盗難防止システムの一種を指す言葉なのです。そして、これを搭載している鍵のことをイモビライザーキーと呼んでいます。

車体のIDとキーのIDが一致しないとエンジンがスタートしない

では、本物の鍵とそれ以外をどのように区別しているのでしょうか? イモビライザーなどの電子錠が登場する前は、物理的な鍵を差し込んで回すのが一般的でした。鍵をドアレバー横に差し込むと車のドアが開いたり、ハンドル横に差し込むとエンジンが始動したりする仕組みです。

イモビライザーでは、車体と鍵にセットのIDが振り分けられています。車体に鍵が近づくと、車体がこのID情報の電波を感知。一致した場合にのみエンジンが始動するようになっています。

逆に言えば、間違ったIDの鍵では車のエンジンをスタートできません。IDは暗号化されていて、簡単に読み取ったり複製したりすることは困難。自動車窃盗の防止にも大きく貢献しているのが、このイモビライザーシステムなのです。

欧米諸国では車へのイモビライザーの装着義務化が進んでいる

欧米諸国では車へのイモビライザーの装着義務化が進んでいる

自動車窃盗の対策として有効なイモビライザーは、ヨーロッパのEU圏内やオーストラリアなどの外国では、自動車にイモビライザーを装着することが義務付けられています。イモビライザーを導入する前と後では、自動車窃盗が約半分に減少したというデータもあります。

日本国内でも、イモビライザーを搭載した自動車は増加中。自動車窃盗は、犯人の逃亡手段にもなり得るため、国内外問わずイモビライザーの普及がさらに進むと思われます。大切な車だからこそ、このようなシステムを用いて盗難被害を防ぐことが重要ですね。

イモビライザーの機能と仕組み

ここまで、イモビライザーの基礎的な知識をご紹介しました。

イモビライザーにはIDが振り分けられていることをお伝えしましたが、その点についてより具体的に解説します。

①車体のイモビライザーコンピュータが固有IDを持っている

①車体のイモビライザーコンピュータが固有IDを持っている

まずは車体側です。

鍵が無くても工具だけで鍵開けできるので、ポストの開錠手段としても用いられます。

イモビライザーシステムを搭載した自動車の車体には「イモビライザーコンピュータ」や「イモビライザーコントロールユニット」と呼ばれるシステムが埋め込まれています。 このシステムには自動車ごとに異なるIDが割り振られていますが、IDは暗号化されているため、読み取ることはほとんど不可能とされています。

②鍵の電子部品(トランスポンダ)にも固有IDがある

②鍵の電子部品(トランスポンダ)にも固有IDがある

次に鍵側です。

イモビライザーシステムを搭載している鍵にも、先ほど紹介したようなIDが割り振られています。このIDは、鍵の中の「トランスポンダ」という電子部品に内蔵されており、こちらも暗号化されているため読み取ることはできません。

③お互いのID情報が一致した場合にのみエンジンが始動する

③お互いのID情報が一致した場合にのみエンジンが始動する

鍵が車体に近付くと、トランスポンダから発生している微弱なID情報を車体のシステムが感知。IDが車体と一致していれば、エンジンがスタートします。

なお、IDのパターン数は数百万通りにも及ぶと言われています。ただでさえ暗号化されている上に、総当たりでIDを試す方法にも膨大な時間がかかるので、自動車窃盗の対策として高い効果を上げています。

イモビライザーキーに似ている鍵との違い

イモビライザーと比較されやすい鍵に、リモコンキーやスマートキーが挙げられます。

この3つは見た目も機能もよく似ていますが、厳密には異なる意味を表しているため、その違いについて解説します。

リモコンキー

リモコンキーは「ワイヤレスキー」とも呼ばれる鍵。鍵本体のボタンを押すと赤外線や電波が出て、ドアロックを開け閉めすることが可能です。

スマートキーと異なるのは、エンジンの始動時です。エンジンをかける時には、ハンドルの近くにある鍵穴に鍵を差し込む必要があります。かつては主流だったリモコンキーですが、スマートキーやイモビライザーキーが増えてきたことにより、その数は減少傾向にあります。

スマートキー

リモコンキーが進化したのがスマートキーです。

スマートキーを持った状態で車体のドアレバーを引くだけで、ドアの開錠ができるという画期的なシステム。雨の日や荷物を持った日でも、カバンの中を探す必要がないので便利ですね。また、鍵をハンドル部分の鍵穴に差し込まずとも、鍵が近くにあればボタンひとつでエンジンを始動させられます。

なお、スマートキーの多くにはイモビライザー機能が搭載されています。自動車メーカーによって呼称はさまざまで、スマートキーの他に「インテリジェントキー」「アドバンストキー」等の呼び方をすることもあります。

イモビライザーキーのメリット

イモビライザーキーのメリット

ここまで、イモビライザーの機能や似ている鍵との違いについて解説しました。イモビライザーのメリットをまとめると、次のようになります。

自動車の盗難防止に効果がある

イモビライザーの最大のメリットは、盗難防止に効果がある点です。

仮に、その車の鍵と完璧に同じ形の鍵を作成できたとしても、イモビライザーが搭載されている限りエンジンを始動することは不可能だからです。ピッキングや破壊開錠など、物理的な鍵に対する攻撃で自動車を盗むことは困難になりました。

自動車保険が割引になる

イモビライザーのメリットとして見逃せないのが、保険料の割引です。 多くの保険会社では、イモビライザー搭載車に対して、保険料を優遇するサービスを行っていました。イモビライザーを搭載している自動車は、盗難被害に遭うリスクが低いため、そのリスクを反映させたものです。

現在ではイモビライザー搭載車の割合が増えたことを受け、廃止している保険会社も少なくありません。しかし、自動車保険の加入・見直しの際には、この割引を行う会社を候補に入れるのも賢い選択です。

イモビライザーキーのデメリット

メリットが多いイモビライザーキー。ではその反対に、デメリットにはどんなことが挙げられるでしょうか?

鍵を紛失したときの解決が面倒

鍵を紛失したときの解決が面倒

イモビライザーキーは防犯効果が高いからこそ、紛失時の対応が面倒なのは言うまでもありません。

普通の車の鍵であれば、鍵穴から同じ形の鍵を作れば十分です。 しかし、イモビライザーキーの場合には、個別のトランスポンダに対応している機械や、イモビライザーのID登録のための装置など、専用の機材が必要となります。何より、鍵だけでなくイモビライザーシステムにも精通しているスタッフがいないと、開錠やエンジン始動をスムーズに行うことは不可能でしょう。

防犯性が高いゆえに、紛失すると厄介になるのは仕方のないことです。

イモビライザーキーを紛失した時の対処法とは?

多くのメリットがあるイモビライザーキーは、ドライバーにとって欠かせないアイテム。 だからこそ「鍵を落とした!」というトラブルは一大事です。そこで最後に、鍵の紛失時の対処法をご紹介します。

出張鍵屋に相談する

出張鍵屋に相談する

イモビライザーキーを紛失した際には、出張鍵屋に相談するという方法がおすすめです。 電話一本で現場に駆け付けてくれる出張鍵屋なら、車が動かせない状態でも安心して相談可能。以下に、メリットやデメリットをご紹介します。

メリット:短時間で鍵を完成させてもらえる

電話一本でスタッフが来てくれる出張鍵屋なら、短時間で鍵を作ってもらえます。 自動車メーカー等に依頼すると、完成や到着まで数週間ほど要するケースも。このスピード感ある対応は「今すぐ鍵を作ってほしい!」という依頼者にとって、大変助かるものですね。

デメリット:イモビライザーキーに対応できない鍵屋もある

イモビライザーキーに対応できない鍵屋もある

出張鍵屋に相談するデメリットは、イモビライザーキーに対応できない場合もあることです。

出張鍵屋はあくまでも鍵のプロフェッショナル。イモビライザーシステムは特殊であり専門的な知識が求められるので、鍵のプロでも太刀打ちできないことがあります。 また、自動車の防犯システムは日々進化を続けています。イモビライザー登録に対応している鍵屋でも、最新の車種だと断られるケースがあるのです。 出張を依頼する前にトラブルの状況を伝え、その鍵屋で対応してもらえるかどうか確認すると安心ですね。

イモビライザーキーの故障や紛失もレスキューインフォにご相談ください!

レスキューインフォは、24時間365日活動を続ける出張鍵屋です。

住宅の鍵だけでなく自動車・バイクなどのイモビライザーシステムに関するご依頼にも、昼夜を問わず対応中。腕利きの熟練スタッフが、車の鍵の開錠・イモビライザーキーの作成や複製を承ります。いつでもお電話でご相談ください!

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