部屋のドアに鍵を後付け!穴開け不要な製品や100均で購入できるものも解説

プライバシーの保護や事故防止などの理由から部屋に鍵を後付けしたい方が多くいらっしゃいますが、「どんな鍵の種類があるの?」「自分で後付けすることはできる?」と言う疑問から行動に移せない人もいらっしゃいますよね。
今回は部屋に鍵を後付けする方法を1から10まで解説します。鍵の選び方や種類、取り付け方法など様々なことを解説していますので、後付けの参考にしてください。
この記事の概要
解説する解決方法
一人でもできる
手段
自分で後付け、鍵屋に依頼など
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20分~ |
0円~ |
目次
部屋に鍵を後付けする流れ

まずは部屋に鍵を後付けする流れからご説明します。何から始めればよいのか分からない方は、こちらで確認してみてください。
鍵を後付けしたいドアの種類を確認する

ドアの種類によって後付けできる鍵の種類が異なります。開き戸の場合は外開きか内開きか、引き戸の場合は片開きか引き違いかなどを確認しましょう。
それに応じた鍵や方法によって後付けを行うので、しっかりと把握しておいてください。
後付けの目的などから鍵を選ぶ

子供の飛び出しを防ぎたい時は、内鍵を後付けしましょう。
不在中に部屋に入られたくない時は、外鍵を後付けしましょう。
実際に鍵を後付けする

鍵を決めたら実際に後付けしましょう。鍵の種類別のやり方はコチラで解説していきます。
賃貸住宅の部屋に鍵を後付けする時の注意点

賃貸住宅のドアに鍵を後付けする場合、管理人の許可をもらう必要があります。
また、ドアに傷をつけると原状復帰費用を請求されることがあるので、穴開け不要の製品がオススメです。
部屋に後付けする鍵の種類を目的ごとに解説
目的 | 解決策 |
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在室中部屋に入られたくない | 内側に鍵を後付けする事で、勝手に入られなくなります。 |
不在中に部屋に入られたくない | 室外側に鍵を取り付ける事で、部屋に入られなくなります。 |
子供や高齢者の外出を防ぐ | 室内側に鍵を付けましょう。室外側では閉じ込めになります。 |
全ての目的を満たしたい | 両面タイプの鍵を取り付ける事で、全ての目的を果たせます。 |
次は部屋に鍵を後付けする目的別に、鍵の種類をご紹介します。
当てはまるものがあれば、ぜひそちらをご覧ください。
在室中に部屋へ入られないようにする

在室中に部屋に入られたくない場合は、内側に鍵を後付けしましょう。
室内からしか鍵の操作が出来ないので、勝手に入られる事はありません。
不在中に部屋へ入られないようにする

不在中に部屋へ入られないようにするためには、室外側に鍵を取り付ける必要があります。
防犯性が重要になるので、完璧を求める方は鍵屋に後付けを依頼しましょう。
子供やお年寄り、ペットの外出を防ぎたい

鍵付きの内鍵を後付けする事で、外出を防ぐことが出来ます。
室外側に鍵をつけると、閉じ込めになる可能性があるので、内鍵の設置をおすすめします。
全部の目的を満たしたい

全ての目的を満たしたいなら、室内・室外両方に鍵を付けるか、両面タイプの鍵を後付けしましょう。
管理が面倒になるデメリットがありますが、立ち入りや外出を防ぐことが出来ます。
鍵を購入する前に後付けする場所の寸法などを測る
寸法を測らずに鍵を購入してしまうと、取り付けられないというトラブルが発生してしまいます。簡易的な鍵でも、
・ドアの厚み
・ドアとドア枠が当たる部分の厚み
・ドアとドア枠の形状
を測ってください。

ドアノブを交換する際は、
・ドアの厚み
・ドアノブの根本の中心からドアの端までの距離
・ドアノブの裏金にあるネジの位置
・フロントプレートの高さ、幅、ネジの位置
を測ります。

シリンダーを取り付ける場合は、
・ドアの厚み
・ドア正面の余白
を測って、購入する鍵に対応しているのか確認しましょう。

部屋に鍵を後付けする方法
種類 | イメージ | 内容 |
---|---|---|
ネジで固定する鍵 | ![]() |
ネジで鍵を後付けする事で安全性が高くなります。 |
穴開け不要な鍵 | ![]() |
ドアに傷をつけずに鍵を後付けできます。 |
鍵付きのドアノブに交換 | ![]() |
ドアノブごと交換することで安全性が高まります。 |
シリンダーの後付け | ![]() |
新しく鍵を付けるためかなり防犯性が高まります。 |
ここからは実際に部屋に鍵を後付けする方法を解説します。
今回は下記4タイプの鍵の後付け方法です。
ネジで固定する簡易的な鍵の後付け方法
ネジで固定して後付けする簡易的な鍵です。
1取り付ける位置や向きを決めて、印をつけます。開き戸ならデッドボルトが横に動き、引き戸ならデッドボルトが垂直に動きます。

2印をつけた箇所に下穴を開けます。

3鍵とストライクを取り付けて完了です。

穴開け不要で後付けできる鍵
専用の固定金具を使って後付けするタイプです。今回は外開きのドアに外鍵を後付けします。
1固定金具をドアに取り付け、ツマミを回して固定します。ツマミを回しすぎるとドアが壊れるので、程よい場所で止めます。

2室外側に鍵を取り付け、キーを回して抜きます。これで取り付け完了です。

鍵が付いているドアノブに交換
鍵が付いているドアノブに交換する方法です。
1室内側の台座にネジがあるのでそれを外します。その後、室内側と室外側のドアノブを引っ張って外します。

2フロントのネジを外し、ケースを取り出します。

3新しいケースを入れ、フロントのネジで固定します。

4室外側のドアノブを、くぼみの位置に注意しながら取り付けます。

5丸座裏金で室外側のドアノブを固定します。

6室内側のドアノブを向きに注意して取り付けます。

ドアノブの種類によって、外し方や交換方法が異なりますので、詳しくは説明書やこちらの記事を参考にしてください。
シリンダーを後付けする
シリンダーを新しくドアに後付けする方法です。寸法通りに穴を開ける必要があるので、難しい場合は業者に依頼しましょう。今回は面付タイプの鍵で行います。
1ドアの端からの距離などを測り、取り付ける位置に印をつけます。

2印の通りにホールソーなどで穴を開けます。

3外側から鍵を取り付け、内側に固定金具を取り付けてネジで固定します。

4錠箱を取り付けて、ネジで固定したら作業完了です。

失敗したと思ったら、早めに業者を呼んで修正してもらった方が良いです。
部屋に鍵を後付けする時の費用

自分で部屋に鍵を後付けする際の費用は鍵本体代のみです。鍵の種類によって料金が変化しますが、1,000~8,000円くらいあれば後付けできます。
業者に依頼すると作業料などが上乗せされます。作業料は防犯性によって上下するのでまずは鍵屋に電話相談してみましょう。
100均にあるもので部屋に鍵を後付けできる?

100均にあるもので部屋に鍵を後付けすることはできます。
掛け金と南京錠

掛け金はホームセンターで200円くらい、南京錠は100均で手に入れることができます。
ネジで固定する必要はありますが、引き戸や開き戸などに対応できるので、どの鍵が良いか迷った時におすすめです。
ドアストッパー

室内からドアを開けられないようにするために使えるのがドアストッパーです。
ドアの下に強く押し込むと後付けする鍵の代わりになります。
つっぱり棒

つっぱり棒をドアノブと地面の隙間に入れ、ドアノブが下がらないようにすることでドアが開かなくなります。
しっかりとつっぱらないと、ドアノブが動いた時に外れてしまいます。
フォーク
フォークを折り曲げて、持ち手の部分でロックをかける方法です。
1フォークの細くなっている部分で2つに折り、分けます。根本を2方向に何度も曲げると、何回目かで折れます。

2さす部分の先端を曲げ、ストライクに入れます。

3ドアを閉めて、持ち手の部分を隙間に入れて完了です。

ドアやフォークに衝撃が加わると落下する可能性があるので、しっかりとした鍵としては使いにくいかもしれません。
チャイルドロック

チャイルドロックをドアに後付けすれば、内鍵の機能を果たします。
ある程度の衝撃までは耐えられるので、小さなお子様がいる方にオススメです。
窓の補助錠

窓の補助錠は引き戸の鍵の代わりになります。
子どもやペットが誤ってロックをかけないよう高めの位置に後付けすると安心でしょう。
部屋に鍵を後付けするのにおすすめの製品
最後におすすめの製品をご紹介します。
内開き・外開き、内鍵・外鍵をそれぞれご紹介しますので、当てはまるものをご覧ください。
内開きのドアに内鍵を後付けする

内開きのドアに内鍵を付ける際は、『もっとかんたんロック』がおすすめです。
穴を開ける必要がなく、ドライバー1本で鍵の後付けが可能です。
内開きのドアに外鍵を後付けする

内開きのドアに外鍵を付ける場合は、『室内錠 非常脱出機能付』がおすすめです。
外側からキーを使って開けるので、キーを持っていない人では開けられなくなります。
外開きのドアに内鍵を後付けする

外開きのドアに内鍵を付ける場合は、『徘徊防止ロック ひとりで出掛けないで』がおすすめです。
穴開け不要で後付けでき、ダイヤルロックなので鍵を紛失する心配がありません。万が一番号を忘れても非常用キーが付属しているので安心です。
外開きのドアに外鍵を後付けする

外開きのドアに外鍵を付ける場合は、『どあロックガード』がおすすめです。
穴開け不要の専用金具を取り付けて固定するので、ドアを傷つけることなく後付けできます。ディンプルキーが5本付いているので、複数の人数で鍵を管理することも可能です。