ダイヤル式金庫の鍵が開かない!鍵の仕組みや自力で開錠する方法をプロが解説
ダイヤル式金庫の仕組みや鍵の開け方・自力では開けられない場合の対処法
大切なものを保管するのに役立つダイヤル式金庫。最近はオフィスや学校だけでなく、一般住宅にもダイヤル式金庫を置いている方が増えています。
一方ダイヤル式金庫を使っている方からは、金庫の鍵が開かない・暗証番号を忘れた・ダイヤルが壊れたなどが原因で金庫が開かないという相談が多くあります。本ページでは、暗証番号が分からない場合の解決策や、自分ではどうしようもない場合の対処法を解説するのでダイヤル式金庫でお困りの方は是非参考にしてください。
この記事の概要
解説する解決法
一人でもできる
手段
ピッキング、破錠、出張鍵屋に依頼
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ダイヤル式金庫の仕組み
そもそも、ダイヤル式金庫はどのような仕組みなのでしょうか?
その仕組みは以下のようになっています。
実は、ダイヤルロックは金庫だけでなく、ポスト・南京錠にも使われていますが、どれもその仕組みはよく似ています。
①ダイヤルの奥に「座」と呼ばれる円盤がある
金庫の外側に付いているダイヤルですが、ダイヤルの奥には円盤形のプレートが設置されています。
このプレートは「座」と呼ばれ、ダイヤルを動かすと見えない場所で連動して動いています。
また、それぞれの座には小さな溝があり、この溝の場所と暗証番号の数字が対応しています。
②暗証番号の数が多いほど座の枚数も多い
座の枚数は暗証番号を合わせる回数と一致しているため、暗証番号が「18-33-05-41」なら座は4枚になります。
座の枚数が多いダイヤル式金庫は鍵を開ける手間が増えるため、防犯性が高くなります。
③暗証番号に揃えると座の溝に「かんぬき」が引っかかる
ダイヤルを1つ目の暗証番号に合わせると、1つ目の座の溝にかんぬきという棒が引っ掛かり、2つ目が動かせます。2つ目も暗証番号を合わせると、座が2つ目の溝に引っ掛かります。
この作業を繰り返すことで、全ての座の溝にかんぬきがひっかかって鍵が開きます。
ダイヤル式金庫の開け方
暗証番号が分かっても、正しい開け方を知らなければダイヤル式金庫は開きません。
金庫のダイヤルロックの開け方は意外と複雑なもの。
ダイヤル式金庫の開け方について、ここで確認しておきましょう。
なお、ここでは例として、金庫の暗証番号を「10-20-30-40」と仮定します。
一般的なダイヤル式金庫の場合
まず、一般的な金庫に搭載されているダイヤルロックの開け方です。
①ダイヤルをリセットする
ダイヤルをリセットせずに金庫の暗証番号を揃え始めているケースがあります。リセット方法はダイヤルを右方向に4週以上回し、そのまま左に回さずに0に合わせます。
これでダイヤルがリセットされ、暗証番号を合わせる準備ができました。
②右へ4周して1つ目の番号に合わせる
暗証番号が4つある場合は、0からスタートしてダイヤルを右方向に4周目でそろえるイメージです。1つ目の暗証番号は「10」なので10を3周目まで通過して、4周目で揃えましょう。
③左へ3周して2つ目の番号に合わせる
次は先ほどから1周減って3周目で揃えます。回す方向はさっきと逆で左向きです。10からスタートし、20に3周目で合わせましょう。
④右へ2周して3つ目の番号に合わせる
次は先ほどから1周減らした、2周目で揃えます。また、今度は20の状態から右方向に回して30に2周目で合わせましょう。
⑤左へ1周して4つ目の番号に合わせる
最後は回す回数は1周になるので、一度も通過せずに揃えます。先ほどと逆の左回りで30からスタートし、40を通過することなく合わせましょう。
⑥全ての番号を合わせ終えると鍵が開く
ここまで手順通りに進めたら、ダイヤル式金庫の全ての座が閂とかみ合って鍵が開きます。回す方向や回数を間違えたら、ステップ①に戻り、ダイヤルを右方向に4周以上回してリセットしましょう。
キングスーパーダイヤルの金庫の場合
次に「キングスーパーダイヤル」と呼ばれる鍵の付いた金庫の場合です。
一部の金庫に採用されている「キングスーパーダイヤル」
日本アイ・エス・ケイ社やuchida社が製造している金庫には、キングスーパーダイヤルというダイヤルが採用されていることがあります。
また、コクヨ社では一部の金庫に「360°ダイヤル錠」という仕組みのダイヤルを採用しています。
名称こそ違いますが、これもキングスーパーダイヤルとよく似ている仕組みです。
それぞれの暗証番号に1度ずつ合わせるだけでOK
キングスーパーダイヤルと普通のダイヤル式金庫の違いは、ダイヤルを回す数です。
先ほど同様、金庫の暗証番号を「10-20-30-40」と仮定しましょう。
0の位置からスタートすると、まず右回しで「10」に合わせ、次に左回しで「20」に合わせ、次に再び右回しで「30」に合わせ、最後に左回しで「40」に合わせると鍵が開きます。
金庫を開ける時の手間が減るのがメリット
「正しい暗証番号を●回は通過して、●回目で合わせる」という煩雑さが、キングスーパーダイヤルにはありません。
ダイヤルロックを解除するのにかかる時間も短くなるため、金庫をひんぱんに開け閉めするなら、キングスーパーダイヤルの商品を選ぶのもオススメです。
暗証番号が分からないダイヤル式金庫を自力で開ける方法
正しい暗証番号を忘れてしまった場合や、間違えて設定してしまった場合には、どうやって金庫を開ければよいでしょうか?
暗証番号が分からないダイヤル式金庫も、自分で開錠する方法がないわけではありません。
以下の方法を使えば、自力でダイヤル式金庫を開けられることがあります。
正しい手順でダイヤルを動かせているか確認する
まずは、正しい手順でダイヤルを動かせているか確認しましょう。暗証番号が正確でも、合わせる手順が正しくなければダイヤル式金庫は開きません。
特に、ダイヤルを最初にリセットすること・暗証番号ごとにダイヤルを回す回数は、金庫によって違いがあるのでもう一度金庫の取扱説明書を確認しましょう。
思い当たる番号を試す
正しい手順で動かしているにも関わらず、ダイヤルが開かない場合は暗証番号が間違っている可能性があります。思い当たる別の数字を試してみましょう。
全ての番号を総当たりで試す
思い当たる番号でも鍵が開かない場合は、総当たりで試してみましょう。
小さい数字から試していき場いつかは必ず正しい番号にたどり着きますが、金庫の暗証番号には膨大なパターンがあります。一般的な金庫で、00から99まで100通りの数字を4つ選ぶ場合1億通りのパターンがあります。1つのパターンに1秒でも3年はかかってしまいます。
ダイヤルを動かす音や手応えをヒントにする
ダイヤルが正しい暗証番号に合った時、座の溝がかんぬきに引っ掛かるわずかな音や手応えを頼りに正しい暗証番号を見つけ出す「探り」という手法があります。
この方法を使えば効率的に暗証番号を突き止められますが、プロでも高い技術や専用機器が無ければ難しいためこの方法で鍵開けできる可能性は低いでしょう。
ダイヤルを破壊する
金庫を開ける最終手段として、ダイヤルを破壊する方法があります。
ダイヤル部分を電動ドリルで破壊すれば、ロック部分が壊れて扉が開きます。簡易的な金庫ならバールやハンマーで壊せますが、本格的な防盗金庫は、ハンマーやドリルだけでなくバーナーを使った溶接にも高い耐性を発揮します。
力ずくで壊そうとするとケガする恐れがあるため、初めからプロの鍵屋に相談する方がよいでしょう。
自分ではダイヤル式金庫が開けられない時はどうする?
ここまで、暗証番号が分からないダイヤル式金庫の開け方をご紹介しました。
しかし、自力で1億通りの番号を総当たりしたり、頑丈なダイヤルをドリルで破壊したりするのは、あまり現実的ではないとも言えます。
では、自分で金庫が開けられない場合には、どのように対処すればよいでしょうか?
出張鍵屋に相談する
結論から言うと、開かない金庫の鍵開けは出張鍵屋に相談するのがオススメです。
鍵屋のプロに相談すれば、さまざまな開錠方法の中からベストな手段を提案してもらえます。
暗証番号のリセット・ダイヤルのメンテナンスなどの作業を、その場で相談できる点も大きなメリットです。
レスキューインフォでは、ダイヤル式金庫の鍵開けに24時間体制で駆け付けています。
全国各地へ出張いたしますので、金庫のことならフリーダイヤルでご相談ください!
鍵屋がダイヤル式金庫を開ける方法
最後に、出張鍵屋がダイヤル式金庫を開錠する方法をご紹介します。
知識と経験が豊富な鍵の専門家なら、ベストな手段で金庫の鍵開けをサポートしてくれるでしょう。
ダイヤルを探って正しい暗証番号を調べる
鍵の専門家がダイヤル式金庫を開ける方法のひとつが「探り」です。ダイヤル部分に耳や聴診器を当ててわずかな音の違いを頼りに暗証番号を突き止めていきます。
一部の鍵屋はオートダイヤラーという金庫のダイヤル部分に取り付けると、自動でダイヤルを回して暗証番号を突き止めてくれる機械を使用します。レスキューインフォでも場合によってはオートダイヤラーを使い、最短時間でダイヤル式金庫の鍵開けを成功させています。
ダイヤルや金庫の扉を破壊する
とにかく早く金庫を開けたい場合や、ダイヤル部分が故障している場合は破壊開錠を選ぶことがあります。
プロに金庫の破壊を依頼するメリットは、業務用の大型機械を使い短時間で金庫を破壊しつつ、中身を守りながら作業ができることです。


